シミは老化サインの一つ!?シミの種類と原因を徹底解説
ある日鏡の前で自分の顔を見てみると、いつのまにかシミができていることってありますよね。シミが出来る肌は、老化のサインの一つ!1つあるだけで老けた印象を与えることも…できるだけ作らないようにしたいものですね。
シミの種類と原因は非常に複雑で多種多様であり、発生時期も現象にもかなりの個人差があります。その為、原因をしっかりと把握した上での予防対策やケアが大切です!
●シミの種類と原因について
①老人性色素斑
老人性色素斑は、顔中どこにでもできる円形のシミです。平らで境界が比較的はっきりしている茶褐色のシミです。その大きさは様々で、一般的に「シミ」と呼ばれているものです。
20代でもできることもありますが、30代以降の方に多く現れます。手の甲や腕にもできることがあり、年齢と共に数が増えたり、色が濃くなったりすることもあります。
また、症状が悪化すると、脂漏性角化症に発展するケースもあります。
老人性色素斑の主な原因は、紫外線です。別名「日光黒子」とも呼ばれています。紫外線の浴びすぎによって、お肌のメラニンが増加し、うまく肌から排出されずに残ると老人性色素斑ができます。
② 色素沈着(くすみ)
火傷・ニキビ・虫刺され・かぶれ・アトピー・切り傷など、外的な原因によって皮膚が炎症を起こし、その跡がシミとなってお肌に残ります。一般的に「くすみ」と呼ばれているものです。炎症が起きるとお肌は新しい細胞を作り、ダメージを回復しようとします。その際に、メラニン色素が過剰に生成されてしまい、肌内部に残って蓄積されたものが色素沈着を起こします。炎症後の色素沈着に年齢は関係なく、誰にでも起こりえます。フェニールアラニンやチロシンなどメラニンを作る原料となるアミノ酸やカフェインの過剰摂取は、メラニンを稼働拡散させ、色素沈着を増大させます。
お肌のターンオーバーにより自然に消滅することもありますが、紫外線の影響でシミとなるケースもあります。跡が残った場合、経過年数が経つほど自然治癒だけで改善することが難しくなります。
③ 肝班(かんぱん)
肝斑は、頬骨のあたりを中心に、もやもやと左右対称に生じるのが特徴です。目の周りを避けて発生し、場合によっては額や口周りに出ることもあります。
30~40代の女性に多く見られます。閉経後しばらく経つと薄くなる場合が多く、60歳以降の発症は、ほとんどありません。肝斑の原因は、明確には分かっていません。ただ、女性ホルモンの影響が大きいと言われています。妊娠中や卵巣腫瘍などの婦人科系の病気、経口避妊薬(ピル)など、女性ホルモンのバランスが変化し、肝班の発症や症状を悪化が見られることが分かっています。また、紫外線や摩擦など外部からの刺激、肝斑の直接的な原因ではないものの、悪化させる要因と言われています。
④ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
ADMは、額の両側や頬骨部にいくつかまとまって出現するシミです。鼻の穴付近にも見られることがあります。実際には、シミではなく後天性のアザの一種です。アザと呼ばれる理由は、お肌の表皮に発生するシミとは異なり、真皮層に現れるという特徴にあります。真皮層にメラニン色素が溜まり、色素が表面に透けて見えることで現れると言われています。また、表皮に近いものから褐色→灰色→青色と色が変化して見えるのもADMの特徴の一つです。早くて思春期から、20代~30代に多く現れます。原因は明確に特定されていませんが、遺伝や紫外線、ホルモンバランスの乱れが深く関わっています。
⑤ そばかす
目の下から頬骨にかけて、直径1~4mmの丸い小さなシミが複数できるのが特徴です。雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれます。鼻根(鼻の付け根)や目の下・両頬にできることが多く、顔以外にも、背中や手に発生する場合もあります。
そばかすは、季節によって色が変化することも特徴の一つです。
特に、紫外線の強い春から夏にかけて色が濃くなり、目立ちやすくなります。色は、一般的なシミ(老人性色素斑)に比べて明るい黄褐色です。そばかすの原因は、遺伝との関連性が高いといわれており、早い方では3歳ごろから出始めます。通常は大人になるにつれて、色が薄くなる、もしくは消える場合が多いため、そこまで心配する必要はありません。
●シミができてしまった!そんなときには…?
シミの種類によって最適な対処方法は異なり、セルフケアで治すことができないシミもあります。また、間違ったセルフケアが原因となって、シミが濃くなったり増えたりするといったリスクも。そのため、正しい予防対策やケアを行うことをお勧めします!
●シミって、どうケアしたら良いの?―食事・栄養編―
今回は、お肌の代表的な不定愁訴の1つ「シミ」について、お食事や栄養からのアプローチ方法をお伝えします。
まず、シミのケアに効果的な栄養素を紹介します。
お肌のケアは、インナー7割、アウター3割と言われています。ほとんどのシミは繰り返し浴びた紫外線や体内で作られる活性酸素が原因のため、まずは体内の抗酸化力を上げることがカギです。
1. グルタチオン
グルタチオンはグルタミン酸、L-システイン、グリシンの3つのアミノ酸からできているペプチド(化合物)です。動物や植物、微生物の細胞の中に存在しており、生命を維持するために欠かせない成分です。グルタチオンは体内でつくられ、ほとんどの細胞に存在しますが、加齢とともに少なくなることが老化につながると考えられています。強力な抗酸化作用を持ち 、日焼けでできる黒色色素メラニンの抑制に効果があることから、シミの原因を予防することができます。グルタチオンを多く含む食品は、ほうれん草、キャベツ、きゅうり、かぼちゃ、牛レバー、マダラ、赤貝、ブロッコリー、酵母があります。
2. ビタミンA.C.E
肌の活性酸素をおさえるには、ビタミンエース(ACE)も大切です。エースというだけに、身体の中で活性酸素と戦うために欠かすことが出来ません。
この抗酸化3大ビタミンは活性酸素に対して、抗酸化作用を発揮し、ウイルスや細菌の体内侵入を防いだり、サビついた細胞の修復を助けてくれる働きがあります。それぞれで摂るより、一緒に摂ることで相乗効果が生まれ、より強力な抗酸化力になります。
ビタミンAを代表する食べ物はうなぎやレバーですが、ビタミンAの前駆体であるβ-カロテンで摂ることもお勧めです!β-カロテンを多く含む食品は、ニンジン、かぼちゃ、ホウレンソウ、ブロッコリー、小松菜などの緑黄色野菜があります。油に溶けやすいビタミンのため、油との相性は◎です。
ビタミンCを多く含む食品は、赤ピーマン、トマト、ブロッコリー、カリフラワーなどの新鮮な旬の野菜。柿、キウイフルーツ、いちごなど季節の果物にも含まれています。ビタミンCは鮮度が大切です。
ビタミンEを多く含む食品は、アーモンド、くるみなどのナッツ類、胚芽米、サケ・サバ・サンマ・うなぎなど魚類です。
その他にも、お肌の原料となるたんぱく質やビタミンB6をはじめビタミンB群も欠かせません。色々な食材をバランスよく食べることが、シミのケアにつながります。
是非、日々の食事の見直しからはじめてみましょう。
次に、シミのケアに効果的な栄養素がしっかり摂れるサプリメントをご紹介します。
食事から栄養を摂ることが基本ですが、改善したいお悩み、すなわち不定愁訴がある場合は良質なサプリメントが強い味方になります。
「ナチュラルエッセンシャルズ」には、シミをケアするためにお勧めの栄養であるグルタチオンを作るもととなるL-システイン、グルタミン酸、グリシンが多く含まれています。ビタミンA・C・E、ビタミンB群をはじめ必須のビタミンやミネラルにプラスして、美容成分に特化して考えられた植物原料のみのサプリメントです。
効果的に摂取するポイントは、必要な量を一定期間飲み続けてみることです。お肌はターンオーバーを繰り返しているため、すぐに飲むのをやめてしまう効果が持続できません。体の内側からしっかり改善していきたい方は、食事と合わせて、日々の食事では摂りきれない栄養素がしっかり補えるサプリメントを日常生活に取り入れてみてください。
writer/根岸ファビオラ
株式会社サムライフ エステ事業部