理学療法士×予防医学士【キャリアクロストーク】
鈴木里奈
予防医学士 6期生、予防医学マイスター 4期生
最近、すっかり海外に行かれることの多い、我らが協会認定講師の鈴木里奈先生に考えていることなど、いろいろ聞いてみました。私の問いに対して、キャチコピーのような明快さで端的に応えてくれるのがとても印象的でした。
I ) 最近海外が多いですよね?
S) 直近だと7/4~8で、ECSSという学会に参加してきました。
(European College of Sports Science の略)
https://sport-science.org/index.php/congress/ecss-paris-2023
発表テーマは、「漸増運動負荷試験が自律神経や圧受容器反射機能へ与える影響」という専門的なお話だそうで、理解が追いついていません(笑)
S) その前は5/29~6/8二週間ほど
海外のクライアントに会いに行き、食事と栄養についてのカウンセリングを行いました。
(イギリス生まれのタイ人とスペイン人 とクライアントも国際色豊かです。)
二週間のうち、お客さんと合っていたのは3-4日、それ以外はお客様へのカウンセリングや講義をzoomで実施し、残り3日間は観光もしました。
本業はカウンセリング トータルサポートPHC (パーソナルヘルスコーチ/健康顧問)
実は鈴木先生は大学卒業後に大学院で修士(Master)、博士(Ph.D)まで取得されているオーソリティーなんです。
※Ph.Dとは、哲学博士や博士号を意味する「Doctor of philosophy」の略。
哲学博士や博士号は、学位を意味しています。
身体を整えることがお仕事
I ) 理学療法士のお仕事内容を教えて貰えますか?
S) 理学療法士自体は、身体機能の回復を担う(サポートする)、身体の評価(起きる、座る、立ち上がる、立つ、歩く)、基本動作、能力の回復・維持及び障害の悪化予防など行います。
今は理学療法士の経験と併せて、ピラティス、ヨガの資格を生かし、パーソナルレッスン(施術、トレーニング)をしており、肩こりや腰痛などの痛みを抱える方から、姿勢を変えてより見た目を美しくしたい方など、様々な方への改善を目的としています。
予防医学士の視点で言うと・・・
身体を整えるには、運動だけでは駄目で、何故かと言うと基本的に身体は食べたものでてきているから。食物・栄養のバランスで不調が現れるのは絶対的な事実かと。
食に対する執着がなくなった
痩せすぎたりしていた時は、食物のことしか考えられなくて。これを食べたら太る、食に洗脳されていて、純粋に食べることを楽しめなかった。
でも、それって食べちゃ駄目と考えるから食べたくなるわけで。しないでと言われるとしたくなるタイプ。この先できない、やっちゃいけないと制限されると、それがいっそう欲望を掻き立てるわけです。
自分で抑え込んでいた
身体のことを学んでいくことで、食べちゃいけないものはない、制限する程、身体が枯渇して食べたくなる、キチンと必要なものを必要な形で入れてあげたら身体はおとなしくなることを知りました。
いつだって、そこにあり、いつでも食べられる、すると、要らなくなる感覚です。
身体を整えれば無駄なものは取りたくなくなる(自然と要らなくなる)んです。
- 身体的に栄養が満たされる
- 精神的にいつでも食べれる、食べて良いという思考
勝手に制限していた思い込みを自分の実体験と共に外していく作業が必要です。
【自分の取扱い方】が分かった
その方の感情を取り扱い、整理してあげることで、自分自身で、自分の取り扱い方がわかる。
私の場合、生きるのが楽になりました。
人はみんな自分で自分のことが1番分かっていないのでパーソナルヘルスコーチをつける必要があると思っています。
いろんな体験をしている人がサポートにつくことで、何十倍、何百倍も上手く行く。
今後の抱負について
予防医学は世界共通、世界に拡げたいです。
鈴木先生にとって、予防医学とは?
人生をまっとうするための土台。納得した人生を送ること。自分が自分らしくいられること。
予防医学士 講座を受講して良かった点
自分のことが好きになれた。その先に「生き易くなる」がありました。
食事・栄養のhow toだけでは、自分を理解しないでやり方だけで進めようとするから無理がある。食事栄養のこともそうですが、自分を理解することで、ずっと続けられる形を取り入れられる。
「自分にフィッティングすること」
重要なのは、自分にあったやり方を見つけること
I) 鈴木先生、今日は取材に協力頂いてありがとうございました。