【クロストーク】"ワクワク"は病気への最大の防御なり

2023年5月7日 2023年5月7日 3rd.jpma.life

【クロストーク】歌う越境ドクター(畑　拓磨)×予防医学マイスターろぎー(溝呂木　俊介)

4月新橋某所カフェにて
以下、畑ドクター(H)、筆者(M)と表記させて頂きます。

畑　拓磨　
病院マーケティングサミットJAPAN チーフエヴァンジェリスト
総合診療科　医師

溝呂木　俊介（当協会本部認定講師）
予防医学マイスター®︎・予防医学士®︎・オプティマムファスティング®︎コーディネーター

(M) 早速ですが、畑さんの名刺に「歌う越境ドクター拓磨」とありますが、何ですかこれは? (笑)

(H) 実は私先日曲を出しまして、歌手もやり始めました。

(M) え、現役のお医者様ですよね? 一体どうゆうことなのでしょうか?

(H) 今は医者であれば、一生安泰って時代でもなくて、生き残っていく為には、病気を治すだけじゃ不十分だと思ったのです。

良い医者の定義って、医者と患者とでかなり違っていると思っていて。医者にとってのそれって、まぁ様々あると思うんですが、エビデンスのある治療を患者の健康のために提供するというのも1つあると思うんですよ。つまり健康こそ人生の目的と考えがちになる。その価値観で…

脂質過多の人に「ラーメン駄目、アルコールも駄目」の一点張りで言い続けているだけだと、患者さんの表情もあまり幸せそうじゃないのです。それを見て思ったのは、「人は健康になる為だけで生きているのではなく、幸せになる為に生きているのだよね」ってことでした。

そこで、【生きる原動力】を創り出し、届ける為に歌手になろうと(笑)

総合診療医としても大変お世話になっている、愛知県の藤田医科大学にいらっしゃる近藤敬太先生は「コミュニティドクター」という概念を打ち出していますし、最近医師の中でも病気を治す+アルファで面白いことをやる人が増えてきていると思います。

医者も、医師免許を持ちながら他の何かにチャレンジできる世の中にしていきたいのです。
病院のブランディングみたいなことも行っています。

これまでに培ったスキルを自分の病院にも還元したいと考えて、自分が勤めている病院で宣伝広報委員会の立ち上げにも関わらせていただきました。

(H) Z世代のキャリア感は昔と違って来ていますね。

従来、それこそ私の世代でしょうか？（笑）は、“俺の背中を見てついて来い”というメンター的な存在が求められていました。しかし現代は“なりたい自分のイメージが頭の中で作られている” ので、その実現を応援してくれるスポンサー的な存在を求めているように思います。

おそらくSNSの発達を背景に、DM送れば応えてくれる方もいて、本人次第でいろんなキャリアモデルを知ることが容易くなったからではないでしょうか。