天気、気圧の変動によって生じる体の不調
こんにちは。
天気の変動によって体の変化、不調を感じたことがある方はいらっしゃいますか?
私の知人に体の節々が痛いと感じるという方がいるのでその原因と対策を食事、栄養でどのように補ったら良いのか追求していこうと思います。
天気の変動によって私たちの体にどのような変化が起こっているのか。
私たちの体には自律神経が存在します。自律神経とは内臓や体温調整や代謝などをコントロールしています。様々な内臓や臓器と繋がっており全身に分布しています。自律神経は天気の変化によって収縮と拡張を繰り返して動いています。
いろんな部位に着目しながら考えていこうと思います。
一つ目のポイント。自律神経が分布している血管の弾力性はどうか。
血管は収縮と拡張を繰り返しているため弾力性が柔らかいものであれば多くの血液を運搬できます。しかし弾力性が硬いものであった場合、血液が滞ってしまい十分な血液を届けられないという問題が発生します。ではどのような栄養を摂取したら血管の弾力性を柔らかくできるのか。血管はコラーゲンでできており、コラーゲンはタンパク質とビタミンCで構成されています。そのためタンパク質とビタミンCが不足していたら柔軟な血管は完成しないのでしっかり摂取していく必要があります。タンパク質は肉、魚、豆、乳製品、卵に含まれておりビタミンCは主に果物に含まれています。お肉や魚の味付けにレモン汁を加えるなど組み合わせ次第で食事も美味しくなりますね。
次に2つ目のポイント。血液の質について着目しようと思います。
サラサラな血液とドロドロの血液といろんな質があります。ドロドロの血液の場合は血液が運搬されにくいと考えられます。サラサラな血液を作るためにどのような栄養素が必要なのでしょうか。それは脂質の栄養素が関わってきます。脂質は何種類もありますがその中でも不飽和脂肪酸、オメガ3と言われる魚の脂が必要です。私たちの食生活は魚中心よりも肉中心の方が多いのではないかと思います。肉の脂肪は飽和脂肪酸という物質でこれは体内に入ると固まってしまいます。固まった脂肪が増えていくとドロドロの血液になってしまいます。食事ではサラダのドレッシングを使わずアマニオイルを使用するのもとてもいいと思います。
そして3つ目のポイント。血液中の赤血球はどの程度分布しているのか。
血液の量が多くても赤血球の数が少なければ運搬されにくいと考えられます。血液中に沢山の赤血球が存在していれば、より多くの赤血球が体中に運搬されて酸素が供給されます。
体中に酸素が運搬されることによって体調の変化は少ないと考えられます。赤血球はどのようにして作られるのでしょうか。赤血球を車に例えます。赤血球を作るための栄養素は、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12です。
そして車に人が乗るためには座席が必要です。車の座席はヘモグロビンで、必要な栄養素は鉄です。車と座席が完成して始めて人が乗り込めるように、酸素が乗り込んで体中へ運搬されます。ただ、どれか1つでも欠けていたら運搬されません。そのためバランスの良い食事が大事です。
食事ではレバーが鉄、葉酸共に多く含まれていますが、しょっちゅう食べるのは難しいかなと思います。小松菜やほうれん草にも多く含まれているので葉物野菜を積極的に摂取する方法もいいかなと思います。
食事で管理するのは難しい!と思われる方もいると思うのでサプリメントやプロテインを活用するのも1つの方法だと思います。私も毎日両方活用しています。
天気は自分の都合で変えられないですし、食事、栄養で体を整えてどんな時でもベストなパフォーマンスができる状態でいられるように、この記事を参考にして頂けたら嬉しいなと思います。
writer/
田辺恵
予防医学士/看護師