ファスティング注意事項編

Q. ぼーっとしたり、頭痛がしたりしますが心配ないですか?

A. 以下の原因(要因)が考えられます。

原因① 低血糖と脂肪分解
普段の糖質摂取が多いかたは、いつもより血糖が少ない状態になり、その代用エネルギーとして体内の脂肪が分解された「ケトン体」が使用されます。この代謝の状態では頭痛やふらふら感、吐き気や下痢などの反応がでる場合があります。症状が出た場合、こまめに「あまさけ」を飲むことが必要です。適度(5倍程度)に水で薄めた「あまさけ」を少しずつ飲むのも効果的です。

原因② ホルモンバランスの乱れ
ファスティング断食)で頭痛を訴える方の多くは女性です。女性ホルモンが急激に変化する生理のはじまる1~2日前や生理中、更年期に頭痛が起こりやすいといわれており、その周期とファスティング断食)が重なったためと考えられます。初めてファスティング断食)を実施する方のベストタイミングは生理が終わってから約2週間以内が最適といわれています。

原因③ 水分と塩分の不足
頭の筋肉の痙攣による頭痛については、汗をかくことなどの水分不足によって血液量が減り、栄養や酸素が行き届かない、特にナトリウムやカリウムのバランスが崩れることによって生じます。ナトリウムやカリウム濃度が低下すると、だるさや頭痛をおこす場合があります。症状が出た場合、こまめに少量の水分補給と1日8g未満で海塩をこまめに補給してください。

原因④ カフェイン離脱症状
普段からカフェインを多く摂取している方で、ファスティング中のカフェイン離脱症状で最も典型的なのが「頭痛」です。メカニズムとしては、カフェインにより収縮していた血管が広がるので、頭痛が発生するということです。症状がでる場合、12~48時間以内に出現し、2~4日以内に消退します。他の症状としては眠気、集中力の減退、疲労感、不安・抑うつ、運動遂行能力の低下、発汗、嘔気、カフェイン摂取の渇望などがあります。

原因⑤ 寒さや冷え
寒い時期のファスティング(断食)で頭痛を訴える方が多いです。寒さにより、頭部の血流が急激に変化することにより頭痛が起きやすくなりますので、頭部をはじめ体全体を冷やさない工夫が重要です。冷たい水分を摂る場合、どうしても陰性過多になり冷えますので、あまさけや豆乳を適度に温めて飲むことも改善の方法のひとつです。また、食べ物の消化エネルギーを軽減しているため消化熱が低下し、直接エネルギーが取り込まれるのも一つの原因ですので、ファスティング(断食)の時ほど積極的に体を動かしたり運動することが必要です。

原因⑥ ストレス
普段から脳を喜ばせる食事をしている方は、ファスティング中に不慣れなあまさけやプロテイン、サプリメントを摂取する、あるいはファスティング(断食)をすることによる食事が出来ない心因的なストレスなどが考えられます。

原因⑦
満月と新月のときには、体中の水分が月の引力によって活発になり、頭痛がしたり、めまいがしたりするのです。人によっては、身体がむくんだり、感情的になるなどの症状が出る方もいます。満月のときは、月の引力に加えて、満ちていくパワーが降り注ぐと言われています。そのため、ホルモンバランスが崩れやすく、血管が拡張しやすい状態になります。血管が拡張すると、まわりにある神経を刺激し、その結果、痛み物質が出てしまい頭痛を感じるようになるのです。そんな時は、やや暗く、落ち着ける静かなところで休むのが一番です。痛みが生じるところを冷やして血管を収縮させることも必要です。

Q. おならが頻発しますが、問題ないですか?

A. 以下の原因(要因)が考えられます。

原因① 身体の冷え、腸のぜんどう運動低下
ファスティング中は、固形物の摂取量が減るために胃腸の働きが弱まり腸のぜんどう運動が低下しやすくなります。腸のぜんどう運動は食べ物が胃腸に入っている刺激や腹筋による刺激などにより促されますから、普段よりも固形物の流入が少なければそれだけ胃腸への刺激も減り、腸のぜんどう運動も低下しがちになります。冷たい飲み物ばかりの摂取でも、身体を冷やし腸のぜんどう運動を低下させる原因となります。

対策① こまめな水分補給と適度な運動で腸のぜんどう運動を促しましょう。
対策② ぬるま湯や温かい飲料、ハーブティーや漢方茶などを活用しましょう。
対策③ お腹のマッサージは、おへそを中心として大きく時計まわりに「の」の字を書くようにさすります。

原因② タンパク質の摂取
硫黄臭いおならは、肉や魚などタンパク質が多い食事を摂ると出やすくなります。
これはタンパク質が腸内で細菌により分解されると腐敗臭の元であるメチルメルカプタンや硫化水素、インドール、スカトール、アミン類などの含硫化合物や窒素化合物が発生するためです。オプティマムファスティング期間中に摂取するタンパク質は、人の体にとっては必要な大切な栄養素ですが、普段の摂取が少ない方の場合、おならが臭くなる場合があります。

対策① 腸内でタンパク質を分解するのは悪玉菌です。腸内環境が悪玉優位の方が、タンパク質の多い食べ物を食べると悪玉菌が活躍して腸内環境が悪くなりがちで、おならの臭いがきつくなります。
腸内には大きく分けて善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類の菌がいます。善玉菌が優位なときは日和見菌も善玉菌となりより善玉菌が優勢になります。
おならが臭くなるのは悪玉菌が作り出す臭い物質のせいですから、悪玉菌が優位にならないように善玉菌を多く補給してあげ腸内環境を良くするようにすることも硫黄臭いおなら対策として効果的です。腸内環境を改善していくことには、ある程度の期間が必要ですので、ファスティング期間が終了しても、おならが臭くなくなるまで、腸内環境改善を継続していきましょう。

原因③ 食物繊維の摂取
食物繊維は、水に溶けず水分を吸い込みながら大腸まで辿り着くため便の量を増やしたり、腸壁を刺激して腸の働きを促す作用があります。食物繊維を沢山摂ると便秘の解消には効果的だと言われていますが、普段から食物繊維の摂取が少ない方が、ファスティング中に食物繊維摂取量が増えると一時的に便秘になったりおならが出過ぎたりする原因ともなります。

対策① 定期的に食物繊維摂取を継続して、腸内環境が改善されれば便やおならの質がよくなっていきます。

原因④ ビタミンCの摂取
全ての人に当てはまることではなく、人それぞれの体質によりますが、ビタミンCの酸が腸のぜんどう運動を過剰に活発にした可能性があります。
特に、普段からビタミンCの摂取が少ない方は、ファスティング中のビタミンC摂取により、腸がビタミンCの酸による刺激に反応した可能性があります。

対策① ビタミンCには、腸内で善玉菌が定住しやすい環境に整える働きがあり、間接的に善玉菌を増やす作用がありますから、ファスティング期間終了後も腸のためには出来るだけ継続して摂りたいビタミンです。

原因⑤ 炭酸飲料の摂取
炭酸飲料はおならの原因ともなりますし、食欲増進効果がありますから、おならが気になるときやファスティング中には控えましょう。

原因⑥ たばこの喫煙者
禁煙すると肥満症患者の腸内に多く存在するプロテオバクテリアとバクテロイデスという2種類の細菌が増えて、通常よりも食べ物を分解しすぎて長時間食べ物を腸内に留めてしまいガスが出やすくなるということにより、腸内細菌の構成が変化し、くさいおならが頻発します。

Q. おしっこが黄色くなりますが、問題ないですか?

A. 問題ありません。
ビタミンB群のなかで、色が黄色いものはビタミンB2=リボフラビンという成分です。リボフラビンは吸収率が大変よく、体内に吸収し利用されたのち尿中に排泄されます。

Q. 筋肉量が減少してしまいましたが、なぜでしょう。

A. 以下の原因(要因)が考えられます。

原因① 筋肉の合成と分解のバランス 組織タンパク質量はタンパク質の合成速度と分解速度の差により決定されるため、合成速度が分解速度より多ければ蓄積量が増加し、組織タンパク質量が増加する。逆に合成速度より分解速度が多ければ蓄積量が減少し、組織タンパク質量は減少します。ファスティング期間中は、いつもより糖質の摂取が抑えられ、タンパク質を分解する糖新生が進みます。しかし、期間中に推奨量のタンパク質に加え、ビタミンやミネラルも摂取することで、タンパク質の再合成が加速されていきます。分解と合成には、タイムラグがあり、睡眠量や運動量、元々の筋肉量や、腸内環境、血流状態にもよって個人差があります。普段から筋肉量が少ない方や運動量が少ない方は、1週間後よりも2週間後に筋肉の再合成が確認できる場合があるので、ファスティング終了後も必要なタンパク質量とビタミン、ミネラル量摂取を継続しましょう。

原因② 短時間の睡眠時間 睡眠時間中数回訪れるノンレム睡眠時は成長ホルモンがよく分泌されるタイミングです。寝つきが良く質の高い6時間以上の睡眠は、成長ホルモンが出やすく、さらに筋肉の修復・合成はスムーズに進みます。しかし、ファスティング中の短時間睡眠や質の低い睡眠で、成長ホルモンの分泌が悪くなり、筋肉の合成がうまくできない場合があります。

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