理想のダイエットを成功させる方法 その12  坂田武士

ダイエット情報があふれている現代社会で、食事療法や栄養療法が重要なことは理解しましたが、まずは何から実践すれば良いでしょうか?という質問をよくされます。まず食事療法の初歩は、調理法と調味料を意識することです。食事をする以上、必ず素材を調理し、必ず調味料を使うからです。調理の段階で油を落とす工夫をすれば、カロリーをぐんと抑えることができるので揚げたり炒めたりせずに、網で焼いて油を落としたり、茹でて余分な脂肪を落としたり、蒸して食材中の脂肪分を抜いたり、砂糖を使わず煮込んだりする調理法がお勧めです。一般的には、調理によるエネルギーの変化は、茹でる<網焼き<蒸す<煮る<炒める<揚げるの順で上がりやすくなると言われています。例えば、牛もも肉の場合、生肉100g(167kcal)を料理したとすると、茹でた場合は約150kcalになり、揚げた場合は約200kcalとなります。さらに、大さじ2杯の調理油のカロリーは、270kcalで毎日摂取すると1ヶ月で約脂肪1kg相当以上の8100kcalとなります。このように、素材が同じでも調理法で大きくカロリーが変わります。

調味料の基本は、「さしすせそ」で、さ:酒、し:塩、す:酢、せ:醤油、そ:味噌です。本物の調味料は、長時間かけて発酵や醸造といった工程を経ることで、その間に主成分とは別の体に良い成分ができて完成するものです。例えば、あまさけは米麹と水だけで発酵させますが、ブドウ糖以外に、ビタミンB1、B2、B6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖、システイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸が含有します。甘味のために精製された白砂糖を使っている場合、糖質以外の栄養素はなく、体に良いことは一つもありません。同様に、化学的に精製された塩(塩化ナトリウム)にはミネラル分はほとんど含まれないため、辛い味が特徴で体に良いことは一つもありません。一方、天日干しした海塩には、人間の必須栄養素であるカルシウムやマグネシウム、カリウムなどが豊富に含まれているためまろやかな味で食べやすい塩といえます。醤油や味噌は、原材料に余分な材料が使用されていないものを選びます。醤油の原材料は、大豆・塩・小麦が基本で、味噌の原材料は、米・大豆・麹だけが基本です。それ以外の原材料が表示されているものは避けたほうが良いでしょう。まずは、調味料を変えることから始めてみましょう。本物の味覚に戻すこともダイエットへの近道になるでしょう。

次回は、栄養療法の初歩のお話をお伝えさせていただきます。

自己紹介

坂田武士

株式会社サムライフ代表取締役。一般社団法人日本予防医学マイスター協会代表理事。一般社団法人日本先進医療臨床研究会理事。薬剤師、予防医学マイスター®︎、予防医学士、オプティマムファスティング®︎マイスター、スポーツファーマシスト。

昭和大学薬学部を卒業後、国家資格薬剤師免許を取得。医療、介護の現場10年の経験を活かし、個人・法人のお客様に対して独自のオーダーメイドカウンセリングを提供。現状把握から、病気や不定愁訴の原因を追求し、効果的な対策と具体的な実践の提案、継続したフォローにより、薬を勧めない薬剤師として病気や寝たきりにならない生き方を推奨している。予防医学は価値ある生き方の啓蒙、日本の老衰死を死因の第一位にするためにセミナー講師としても全国で講演活動中。

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