理想のダイエットを成功させる方法 その4  坂田武士

理想のダイエットを成功させるために、流行などに惑わされず、間違った方法を選択しないように、知っておきたいポイントをお伝えします。それは、「血糖コントロール」です。私たちの体は食事(糖質)を摂ると血糖値が上昇し、その後、血糖値を下げようと膵臓からインスリンが分泌され始めます。インスリンは血液中の糖を、血中から各細胞に吸収させ血糖値を下げる働きをします。その際に、脂肪細胞にも糖は吸収されてしまうため体脂肪の増加につながります。インスリンの分泌は血糖値の上昇スピードに比例するので、脂肪細胞への吸収を防ぐためには血糖値の上昇を緩やかにする必要があります。血糖値を下げるホルモンは、インスリンしかありませんが、下がりすぎた血糖値を上げるホルモンは複数あり、異常をきたすと健康を害します。

血糖コントロールに重要な役割を果たすのが食物繊維です。食物繊維の多いものを食事の最初に食べることで、糖や脂肪の吸収を妨げ、消化を遅くし、血糖の上昇を穏やかにしてくれます。野菜やキノコ、海苔やわかめなどに多く含まれており、少量でも満腹感をもたらしてくれるので食べ過ぎ防止にもつながります。運動を始めるときに準備運動をするように、食事の場合も食べる順番によって脂肪への吸収が変わってきます。実際に、6名で食事に行き同じメニューを食べましたが3名は食事前に6gの難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取し、3名は摂取せずに食事をしました。食後2時間の血糖値を測定したところ、食物繊維を摂取した3名は摂取していない3名に対して平均35mg/dlの血糖値が下回りました。

血糖が上がりにくい食材を知って食べることも重要です。GI:グライセミック・インデックス(Glycemic Index)とは、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、摂取2時間までの血液中の糖濃度を計ったものです。GIが高い食品は、一気に血糖値を上昇させるため、血液中の糖を処理するために多量のインスリンが分泌されたり、分泌が追いつかなくなるということが起こります。逆にGIが低い食品では、糖がおだやかに取り込まれ、血糖値の上昇もゆるやかになるため、インスリンも分泌しすぎることなく、糖はすみやかに組織に吸収されます。血糖コントロールを意識するだけで、健康的なダイエットの成功に近づくでしょう。

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