今、予防医学士としてできること  坂田武士

現在、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスが世界中で猛威をふるい、多くの方々が不安な日々を過ごされています。インターネットが普及した現代社会では、情報が目まぐるしく変化し、間違った情報が飛び交うことで 情報弱者が生まれ混乱へとつながっています。様々なウイルスと共存していく中で私たちはどのような対策をすれば良いのでしょうか。10年以上、予防医学に関わってきた知識や経験が少しでも皆様の心身の安らぎと健康にお役に立てれば光栄です。

体内にウイルスを侵入させない対策

くしゃみや咳などによる飛沫感染対策
・高性能マスク着用(僅かではありますが、同梱させていただきます。)
ウイルスが付着した物などを触れた手で口や鼻、目を触って起きる接触感染対策
・無意識に手で鼻や口を触ることを防ぐ
・使い捨て手袋の活用
・帰宅後すぐに、手洗い、うがい、できれば入浴もしくはシャワー
・ウイルスを除菌、消毒可能なカンファスイの活用

体内にウイルスが侵入しても重症化させない対策

粘膜を強化して免疫力を向上させる
ビタミンAは、皮膚やのど、鼻、肺、消化管などの粘膜を正常に保つ働きをするため、感染症を予防し、免疫力を高めることに役立っています。
オメガ3系脂肪酸のEPAやDHAは、粘膜細胞を強化し炎症をおこしにくくします。

腸内環境を整えて免疫細胞を活性化させる
「免疫」とは、体内で発生したがん細胞撃退やウイルスや細菌などの異物から体を守るための自己防衛システムです。免疫の仕組みは、幾つもの免疫細胞が協調しあって働いています。
・腸内環境を整える
免疫細胞の約6割は腸にいると言われています。腸内の免疫細胞を活性化させるには、腸内の善玉菌を増やし、同時に善玉菌のえさ(水溶性食物繊維、オリゴ糖)を摂ることです。
・NK細胞の活性化
NK細胞は、体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃し退治してくれます。NK細胞活性が低いということは、免疫力の低下による感染リスクやがんになるリスクが高くなっていきます。腸内環境を整え免疫細胞を活性化し、運動習慣、睡眠習慣を良くします。ポジティブな思考で過ごし、笑いながら感謝の気持ちを持って過ごしましょう。

白血球の活性化
白血球は血液やリンパ液中にあって、ウイルスや細菌の活動を阻み、それらを死滅させるよう働いています。普通ビタミンCは白血球中にたくさん貯蔵されています。 ところが、風邪やウイルスなどの感染症にかかると、白血球中のビタミンCは急速に減少するのです。そして病気が治ると、徐々にもとの量にもどります。多くの研究から、ビタミンC不足の状態では免疫能力が低下し風邪やウイルス感染にかかりやすいことがわかっています。また一般に風邪をひきやすい人は、白血球中のビタミンC濃度が低いという結果も出ています。不足分の補給というより、もっと積極的にビタミンCをとることで、風邪の予防に効果があった、あるいは症状を軽減したり回復を早めることができたという報告もあります。

体温を上げる
免疫力が正常に保たれるの体温は、36、5℃程度と言われています。免疫力は体温が1℃下がると30%低下し、逆に1℃上がると免疫細胞が活性化し、一時的には最大5−6倍アップするとも言われています。定期的な運動や毎日の入浴を心がけ、冷たいドリンクを飲みすぎず、栄養バランスの整った食事をしましょう。

抗ウイルス効果・免疫力向上に役立つ栄養素
・カテキン
カテキンは、細菌にもウイルスにも有効です。ウイルスは細胞の中で増殖しますが、カテキンを取り入れるとウイルスが細胞につきにくい状態になるので、細胞内での増殖を抑制すると言われています。カテキンの中でも、特にEGCg(エピガロカテキンガレート)は、インフルエンザの予防の可能性や免疫の働きをサポートすると言われています。
・ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進するなど骨の健康に欠かせない重要なビタミンとして考えられてきました。ところが最近の研究により免疫力を高め花粉症やインフルエンザ対策にも役立つことが明らかになってきました。
・亜鉛
亜鉛は、多くの研究で人体の基本的な免疫機能において根本的な役割を支持しています。免疫細胞は、日々の脅威に対応するために迅速に分裂しなければなりません。亜鉛には細胞分裂や新陳代謝を促す働きがあるため、適量を摂取すれば免疫細胞が活性化して免疫力を高める効果が期待できます。
・βグルカン
βグルカンには、免疫システムで重要な働きをする白血球に働きかけ、活性化させて免疫力をアップさせ、アレルギーの予防や改善にも効果があると言われています。

最後に、

日々暗いニュースがネガティブな環境を作っていますが、私はいつも自分がコントロールできること(自分の思考と行動)にフォーカスしています。非常事態なときにこそ真価が問われ、どんな逆境になっても曲がらない他者への思いやりのある人間でありたいと思っています。皆様の大切な思考や行動のエネルギーが、不安や不満やネガティブな思考に費やされることは、本当に勿体無いと感じます。

私が予防医学に携わってきた意味や意義を再考し、今こそ他者や世の中に貢献でき、他者と世の中と自分を幸せに導けることに確信を持っています。

明けない夜はない、やまない雨もない、ピンチはチャンス、未曾有の状況はいつか必ず回復します。それまでは、自分の価値観を明確にし、自分の役割の中でビジネスとプライベートの重要なことにフォーカスし、行動することです。
まずは、自分自身と大切な人の健康管理をしてください。
 1日でも早く、世の中が良い方向に進むように祈っています。

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